整骨院とは

昔は、1町に1件くらいしか整骨院や病院は存在していませんでした。

養成学校が少なく修業期間も5～10年とされており、開業したくてもなかなか開業が出来ない状態でした。

しかし、1998年に規制が緩和され養成学校の数が増え、基準を満たしていたら国家資格を有したものであれば、すぐに開業できるようになりました。

その結果、整骨院の数はコンビニよりも多い状況になったのです。

臨床経験がなくても開業できてしまうことから、我々柔道整復師の質の低下を招く結果となってしまっています。

≪整骨院（接骨院）と整体院の違いについて≫

整骨院とは

整骨院（接骨院）とは柔道整復師という国家資格を有し、骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲を保険を使って治療ができます。

治療には、電療、温罨法、冷罨法、柔道整復手技が使用されます。

その昔、骨折や脱臼を治療することも多く骨（ほね）を接（つ）ぐという事から、ほねつぎと呼ばれていました。江戸時代から伝わってきた伝統医療である手技や知識を、講道館柔道の創設者である加納治五郎先生が健康保険を使用できる医療に組み込んだことから、国家資格の名称も柔道整復師になったと言われています。

マッサージ屋さんと勘違いされている方も多いと思いますが、急性疾患以外は健康保険の適用外になりますので、保険を適用しての慢性疾患（肩凝りや腰痛）は治療することはできません。

そのような疾患は、保険外の自費治療になります。

整体院とは

整体院は、民間の資格を有しているものが開業しているので、保険治療はできません。

カイロプラクティックや○○整体、オステオパシーなどで、骨盤や身体の筋肉をほぐすことによって身体を整える場所になります。

民間の資格になるので、施術者の技術もピンからキリまでいるのが現状です。

保険適応外の疾患でお悩みの患者さんに施術をするので、料金は高くなってしまいます。

≪べつやく整骨院と他の整骨院や整体院、病院との違い≫

他の整骨院や病院では、保険適用で治療を行うために、１日に患者さんを多くみる必要があります。

そのため、一人に掛けられる時間が限られます。

そして多くの場合、痛みの結果（痛みが出ている場所）だけにフォーカスし、その場所を治療していくことが多く、その原因（なぜ痛みが出ているのか）には触れられることがありません。痛みが出ている原因が変わらなければ、結果は変わることはありません。

治療においては、マッサージ、電療、温罨法、牽引、注射、薬などその場だけ少し楽にする対処療法が一般的になっています。

整体院でも○○分○○円とされていることが多く、治療も同じく対処療法で行われています。時間に限りがあるので何分でと区切るのは仕方がありませんが…

べつやく整骨院では、対処療法ではなく根本的に身体を改善していくことを目標に掲げています。

しっかりとカウンセリングを行い、なぜそこに痛みが出てしまっているのか？日常生活の癖はあるのか？何が足りないのか？を明確にし、その方に合ったオーダーメイドの施術を提供しています。

加えて、ご自身の身体を客観的に見てもらえるように写真や動画を撮影し、毎回一緒に確認します。なぜ、客観的に見るのかというと、自分の身体を正確に理解している人が少ないからです。例えば、アスリートなどは自分のパフォーマンスを何回も確認して、自分の感覚と実際のパフォーマンスの溝を埋める作業を何回も繰り返します。

これは、自分ではちゃんとできていると思っていても、実際にはできていないことが多いからです。

だから、今の現状を理解することが根本的な改善の近道になるのです。

べつやく整骨院では、患者さんが今自分はどこの位置にいるのか？以前に比べてどれくらい動きが変わってきているのかを共有し、一緒に身体を改善する手助けをしています。