整体とマッサージの違い

整体とマッサージの違いをご存じでしょうか？

整体とは、○○式整体・カイロプラクティック・オステオパシーなどの一般的に民間の資格を有した者または無資格者が行う施術のことをいいます。

その名の通り体を整えるのが整体でありその手技は様々です。ボキボキ音が鳴り関節を元に戻していく手技もあれば無痛で何をされているのか分からないうちに整体されているようなものもあります。

一般的には骨盤や脊椎などの骨格を元の位置に戻すことによって筋肉を和らげている整体院が多くみられます。

バキバキ整体は、動かなくなった関節の可動域を増やすために無理矢理に関節を動かします。

その時に関節に剪断力（せんだんりょく）が掛かりそれと同時に関節音が鳴ります。

なぜ関節の音が鳴るかというハッキリとした原因は分かっていません。

骨折を伴わない関節音はクラッキングといい、関節部分を動かした際に関節液の圧力が変化しその際にできる気泡がはじける音である。という説もあれば、筋肉や靭帯が硬くなり、身体を動かしたときに擦れて出る音や骨と骨の間に腱が挟まって音が出ている場合などと諸説あります。

いずれの場合でも、ゆっくりと関節を動かして関節音が出る場合は、安全だと言えますが、無理矢理に強い力を加えて音を出す場合には十分注意が必要になります。

ソフト整体は、弱い力を加えることにより身体の使い方の教育を促すことによって、整体していきます。

できるだけ身体に負荷を掛けずに身体を調整していく手技になりますので、安心できると言っていいでしょう。

以前は、バキバキ整体の方が爽快感もあり主流でしたが、無資格者の施術による事故が数多く報告されるようになり注意が必要であります。

明治時代にヨーロッパから伝わった技法であり、皮膚に直接オイルやクリームを塗り血流を流す技法になります。

日本で一般的にマッサージと言われているのが按摩であり、指や道具を用いて揉んだり叩いたりする技法で、こちらは中国から伝わってきました。

厳密にいえば、マッサージはあんま指圧マッサージ師の国家資格を有した者でなければ施術を行ってはいけません。しかし、有資格者でなくても安価で店舗展開しているチェーン店も存在しています。

現在では慢性的な肩凝りや慢性的な腰痛で訪れる人が多く低料金で長い時間揉んでもらえると思っている人が多いのではないでしょうか。

以上の事から、整体は身体を整える治療の側面をもった施術であり、マッサージは慰安的な側面をもった施術であると言えるのではないでしょうか。