痛みや不調の原因
そしてその不調が長期間に渡るのでしょうか?
それは、各身体のパーツや臓器が正しい場所にないからです。
正しい位置に存在していなければ、当然正しい働きが出来ません。
筋肉の可動域やホルモンの分泌量が正常にはならないのです。
可動域が少ない人はその範囲でしか身体を動かすことが出来ません。
その状態が続くと使う筋肉と使わない筋肉が出来てしまいます。
使う筋肉は大きくなってきますので、使わない筋肉がだんだん引っ張られてくるようになります。そのアンバランスな状態が続けば、必然的に身体に歪みが出てしまいます。
歪みがあることで起こる身体の不調は、筋肉や骨格だけにとどまらずに、内臓の不調や精神面にも影響を及ぼします。
≪内臓由来の疾患≫
自律神経失調症やうつ病など、本人にしか辛さが分からない病気があります。
その多くの原因は脊椎が正しい位置にないことから、交感神経と副交感神経の切り替えが上手く行かず、イライラする・やる気が出ない・動悸がする・身体の倦怠感・疲れが取れない・下痢・不眠・食欲不振・情緒不安定などの症状が出てきます。
何かおかしいと思い病院を受診しても、見た目上は(レントゲンやMRI、血液検査)異常がないため、不定愁訴として処理されてしまうことが多いです。
≪腰痛≫
腰痛の疾患は様々ありますが、そのほとんどが原因不明とされています。
痛みが起こる原因は、筋肉が衰えることによって、抗重力筋の機能が失われ腰よりも上に位置する頭部、頚部、体幹部、上肢のバランスが取れなくなっている状態です。
常にその重量を支えて行かなくてはいけませんが、支えることが出来る許容範囲を超えてしまうと身体が悲鳴を上げてしまいます。
『支えることができる許容範囲』とは、筋肉量に由来します。
その筋肉量を増やすことが出来なくては、根本的には解決されません。
特に、2足歩行をしている我々人間は、地に付いている下肢が土台になっており、そこがしっかりとしていないと全体的に姿勢が崩れてしまうのです。
ただマッサージや薬や注射などをしても衰退した筋力をつけることはできません。
だから、多くの人は治療に行っているにもかかわらず慢性的に痛みや不調に悩まされているのです。
もう一度、基本に立ち返り歩くことを実践するだけで、身体全体を動かすことが出来るようになり、必要な筋肉が自然と付いてくることでしょう。
自分の健康は自分がある程度努力しなければ手に入れることが出来ません。
もし、あなたの身体の痛みが筋肉不足由来であれば、一度治療方法を見直した方が良いかと思います。