整体院の先生は資格がいるのですか?
答えは必要ありません。
整骨院の先生が国家資格を持っているのに対し整体院の先生は民間の資格を持っている先生が多いです。いわゆる、○○整体協会が独自で発行している資格の事です。
取得期間は、国家資格が専門学校に3年通い国家資格受験資格を得れるのに対して、民間資格である整体はその団体が決めたカリキュラムを受講し満了すれば資格が与えられます。
従って、大変勉強熱心で豊富な知識がある先生もいれば、そうではない先生もいるという事です。
では、数多くある整体院で良い先生はいるのでしょうか?
見分けるポイントは2つあります。
1つ目
最初のカウンセリングのときは勿論ですが、患者さんの主張の中に症状の原因になっている事が沢山あります。患者さん本人は点でしかない事柄をたくさん聞きだすことによって、線になります。同じ腰痛で悩んでいる人でも、性別は勿論、住まいや仕事、趣味嗜好、クセ、身長、体重や様々なことが違います。
原因(なぜ痛みが出るのか)があり結果(痛みが出ている部位)があります。
必ずしも、原因=結果ではないのです。
そして、その原因を治さない事には結果は変わりません。
話しを聞いてくれない先生は、原因を知ろうとしていない可能性があるからです。
そういった先生に多いのが、自分の尺度で判断するという事です。
もちろん、たくさんの臨床経験から得たものなので、それが良い方向に働く場合もあります。
しかし、前述したように患者さん1人1人同じ人はいないので、じっくりと原因を探る作業をしなくてはいけません。
だから、よく話を聞いてくれる先生を探してみてください。
2つ目
しっかりと症状やその原因を分かりやすく説明してくれる先生です。
いい意味でも悪い意味でも施術者というものは、自分の施術に自信を持っているものです。
そのため、自分さえ分かっていたら良いと思ってしまいがちです。
また、患者さんに説明する時に難しい専門用語を並べ患者さんの頭に『?マーク』が飛んでいることも多いと思います。
私は、治療は一方だけの自己満足では完結しないと思っています。まして、薬など神経を誤魔化さない限り即効性というのは見込めません。
そこで大事になってくるのが、患者さんの理解です。
どれだけ理解してもらい協力してもらえるかどうかが重要になります。
だから、施術者が患者さんに現在地を示し、今は何をすべきなのかを共有することが、症状改善への近道になります。
以上の事から、『話を聞いてくれる先生』『症状やその原因を分かりやすく説明してくれる先生』かどうかという2点に注目して自分に合った良い先生を探してみては如何でしょうか。